胃内視鏡

胃内視鏡とは

胃内視鏡検査は一般によく「胃カメラ」と言われている検査です。

内視鏡検査は、胃や食道の病気の早期発見に有効な検査方法のひとつとして重要な役割を果たしています。 過去に辛くて苦しい内視鏡検査を体験された方もおられると思いますが、近年の内視鏡技術は格段に進歩しています。下記工夫により苦痛も少なく、より精密な検査を行うことが可能となっています。

■胃内視鏡検査でわかる疾患

上部内視鏡検査では、胃がん、食道がん、十二指腸がんといった悪性腫瘍などのほかに、胃潰瘍 や十二指腸潰瘍、急性胃炎、慢性胃炎、胃ポリープ、十二指腸ポリープ、逆流性食道炎といった疾患の診断・検査に有効です。

当院の胃内視鏡

鎮静剤を使用し苦痛を緩和

胃内視鏡、大腸内視鏡ともに、希望により注射による鎮静剤を使用し検査を行います。

鎮静剤を使用することにより、咽頭反射や空気が入ることによる腹部膨満のつらさの軽減につながります。

検査中は各種モニターで管理しています。人により鎮静剤のきき具合がまちまちなので、各種モニターを確認しながら量を決めていきます。

必要に応じて酸素投与する場合もあります。

鎮静剤の影響で眠くなることがあるので当日は車や自転車、バイクで来院はしないでください。

マウスピースにトップ社のエンド・リーダー®(マルチタイプZ)採用

経口による上部内視鏡では口にマウスピースを口にくわえてもらう必要があります。
一般的な経口による内視鏡が舌根部に触れ嘔吐反射が出やすく、つらさの原因の1つになります。

そこで当院のマウスピースはトップ社のエンド・リーダー®(マルチタイプZ)を使用しています。このマウスピースは舌圧子と一体化しているため、舌圧子の効果により内視鏡が舌根部に触れにくくなります。そのため、咽頭反射による、検査のつらさを軽減します。
1回ごとに使い捨てのため、感染などの危険性はありません。